ファフロツキーズ――落ちた魚で昼食を

空から魚が降ってくる。有史以来そんな報告が途絶えない。ときにはカエルが、ときにはコインが、ときには食事が、あるいは血肉が。 疑問が議論を呼び、ある謎の解決は新たな謎のはじまりとなる。いったいこの地球で何が起こっているのか。 これは予報ハズレの魚に悩まされてきた人類と、謎のファフロツキーズ現象との壮絶な戦いの物語である。 晴れ、時々サーディン 1989年。動乱の時代。 ちょうど日本では長く続いた…
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ブロックテスト

HTMLエディタ ブロックテストwordpressは、なぜこんな誰の得にもならない仕様変更をするの?そもそも、必要な機能を削除・制限することをシンプルだとかスマートだとかもてはやす風潮が良くない。ローソンを見よ。あのパッケージで買うのは、結局決め打ちの購買者だけで、一見の購入者による『なんとなく買い』を全く喚起しない。つまり偶然の出会いが生まれないのだ。「なんとなく買ってみたら美味しかった。ま…
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富士市UFO同乗事件――メルセデス星人のケース

友人宅から仕事に向かうため一端帰宅しようとした佐藤氏。疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に乗った宇宙人とコンタクトしてしまう。地球人類をかばいすべての責任を負った佐藤氏に対し、車の主、異星人から言い渡された人類救済の条件とは……。 The best or nothing 最善か無か 1974年。今から44年前、ウォーターゲート事件でニクソンが大統領の座を追われた。史上稀に見る大騒動だった。 『……

書籍『オカルト・クロニクル』発売記念トークショウ&サイン会、のお知らせ。

本当は、50部ほどしか売れないと思っていた。 告知 またお知らせです。新しい記事は近いうちに。 出版社、小売り、そして著者までもが売れないであろうと想定していた書籍版『オカルト・クロニクル』ですが、予想外の反響を頂いております。 発売直後、品薄を察した転売業者たちの引きおこした第一次『品薄戦争』を覚えておられるだろうか。 定価の倍という、ずうずうしい値段設定の業者、1000円程度の上乗せで我慢……

ヘクサム・ヘッズ――狼男を呼べる石

ある少年が自宅の庭で、奇妙な石を2つ拾った。 土を取りのぞいてみれば、それはヒトの首から上をかたどった頭像だった。 その日から始まる不可解な現象――誰かが家の中に入ってくる。誰かが家の中に潜んでいる。それは人の形をした動物――。 隣人、そして頭像を引き受けた学者のもとにも『狼男』『羊男』が訪れた。 ヘクサム・ヘッズ、それは70年代の奇妙な悪夢。 百合の咲かない場所で 1972年。 インドシナ半……

オカルト・クロニクル書籍化のお知らせ +初版正誤表

苦節5年ぐらい。好き勝手にだらだら書いてきた。 ビリーバーとなるには信仰心が足りず、懐疑派となるには知性が、否定派となるには信念が足りない。そんな、悠久のゆらぎの中に我々はいる。 この書は、オカルト界隈においてまったく無名の辺境サイトが荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で書籍化をなし遂げた奇跡を通じ、我々『子羊』――導いてくれる羊飼いもおらず、守ってくれる牧羊犬もいない、ただ道に迷い続け……

続・井の頭バラバラ殺人事件 ―迷宮の追憶から

ブロック状に切り分けられた遺体。 バラバラ殺人のセオリーを逸脱し、骨格や筋肉を無視するかのように、ただ22センチごとに手鋸で切断されていた。 冷静に解体され、丁寧に梱包され、未明に遺棄された。 多くの謎を残したまま未解決に終わった平成の怪事件、24年目の新証言。 迷宮の散歩者、いまも 注意: この項は事件内容の特性上、遺体の損壊に関する猟奇的な記述・表現が多く含まれています。予めご了承の上ご覧……

バネ足ジャック―スプリンガルドと呼ばれた男

19世紀、霧けむるロンドン。 ヴィクトリア朝の夜を、奇怪な存在が闊歩した。 それは、よく人を襲い、よく跳ね、よく笑い、よく火も吹いた。屋根から屋根へ、闇から闇へ。 スプリンガルド――バネ足ジャック。それは、大英帝国黄金時代の怪奇な伝説。 孤独なシルエット、動きだせば 1838年。当時、世界最大の都市であった大英帝国の首都ロンドン。 二頭立ての馬車が石畳の上を走り、シルクハットを頭にのせた紳士が……

神のいないエデン――フロレアナ島のアダムとイブ

あるひと組のカップルが南海の無人島に降り立った。 彼らの目的とする『楽園作り』――各国のメディアが面白おかしくそれを報じ、その成りゆきを見守った。 だが世間がコメディだと思っていた物語は、やがてホラーとなり、ミステリーにもなった。 春も秋もなく、ただあるのは永遠の夏。手造りの楽園――そこで何があったのか。 ここは永遠のロックランド 1929年、夏。 力強い経済成長を続けていたアメリカは、のちに……

幽霊飛行船騒動――謎の搭乗員たち

19世紀末の空を、謎の船が飛び回った。 それは当時、まだ実用化に至っていなかった飛行船。 飛んでいるはずのない空の船――奇妙な搭乗員――その報告が、様々な地方で様々な新聞の紙面を賑わせた。 謎の飛行船とその搭乗員。彼らはどこから来て、どこへ行ったのか。 何かが空をやってくる 1896年、北米。 20世紀を目前にしたこの年、11月から翌1897年5月にかけてアメリカ各地の新聞で『謎の飛行船』を目……

ジャージーデビル――闇に消えた13番目の子

「これ以上、くるしい思いをするなら、いっそ悪魔の子になればいい」 リーズ夫人が口走ると、それは現実となった。 産婆は見た。馬の頭にコウモリの翼、そして蹄のついた足に長い尾。それは奇怪な悲鳴を上げてリーズ家から飛び出すと、深く、静かな夜の森へ消えていった。 ジャージーデビル伝説。それは悪魔として生まれた、リーズ家13番目の子の物語。 1909 Secret Object 1909年、アメリカ東部……

フローレンス・フォスター・ジェンキンス―世界一有名な無名歌手

「人々は――私が――歌うことができないと言うかも知れません」 音楽の殿堂、数々の名演が行われてきたカーネギーホール。その壇上である日、ある女が伝説となった。 素朴なピアノ演奏をバックに、次々に披露されるオペラの難曲。押しかけた観衆は自分がいったい何に直面しているか、よく理解できないでいた。 あるものは言った「彼女は、とにかく何かをやった」 あるものは言った「彼女の歌声は――そう、輪姦される七面……