ファフロツキーズ――落ちた魚で昼食を

空から魚が降ってくる。有史以来そんな報告が途絶えない。ときにはカエルが、ときにはコインが、ときには食事が、あるいは血肉が。 疑問が議論を呼び、ある謎の解決は新たな謎のはじまりとなる。いったいこの地球で何が起こっているのか。 これは予報ハズレの魚に悩まされてきた人類と、謎のファフロツキーズ現象との壮絶な戦いの物語である。 晴れ、時々サーディン 1989年。動乱の時代。 ちょうど日本では長く続いた…
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オカルト・クロニクル書籍化のお知らせ +初版正誤表

苦節5年ぐらい。好き勝手にだらだら書いてきた。 ビリーバーとなるには信仰心が足りず、懐疑派となるには知性が、否定派となるには信念が足りない。そんな、悠久のゆらぎの中に我々はいる。 この書は、オカルト界隈においてまったく無名の辺境サイトが荒廃の中から健全な精神を培い、わずか数年で書籍化をなし遂げた奇跡を通じ、我々『子羊』――導いてくれる羊飼いもおらず、守ってくれる牧羊犬もいない、ただ道に迷い続け……

ジャージーデビル――闇に消えた13番目の子

「これ以上、くるしい思いをするなら、いっそ悪魔の子になればいい」 リーズ夫人が口走ると、それは現実となった。 産婆は見た。馬の頭にコウモリの翼、そして蹄のついた足に長い尾。それは奇怪な悲鳴を上げてリーズ家から飛び出すと、深く、静かな夜の森へ消えていった。 ジャージーデビル伝説。それは悪魔として生まれた、リーズ家13番目の子の物語。 1909 Secret Object 1909年、アメリカ東部……